前回は業者の種類について説明しましたが、料金の観点から深堀りしていきたいと思います。
料金の相場はどんなものか?どんな料金があるのか?そのメリット、デメリットは?料金に関する注意点などをご紹介していきます。
トップページにて、「司法書士完全攻略」というネット集客に必要な基礎知識を完全解説しております。
是非、ご覧ください。

ホームページの料金
ホームページの料金ですが
・制作費用は30万円
・運用保守料金は月3万円
程度が相場じゃないでしょうか。
また「ワードプレスでの制作」「独自ドメイン」の2つが含まれたサービスを依頼するようにしてください。
ランディングページ制作なら
・制作20万円
・保守料金は月1万円
程度が相場かと思われます。
ただし、サーバーとかドメインとか既に用意してあるなれば、ホームページのサーバー内に設置するだけなので、保守料金はかからない場合もあります。
ホームページとランディングページは両方あってもいいですし、片方だけでも問題はありません。「ホームページを持っていないが、これから広告運用でがっつりやっていきたい」という方ならランディングページだけ作成する形でも良いと思います。
更にホームページの保守にはLPOと呼ばれる分野があります。LPOとは「ランディングページ最適化」という意味です。ホームページにきた人の行動を解析し、よりホームページの成約率をあげるために修正を行い続ける業者です。
成約率は0.5%~1%でも上がれば、広告による獲得費用は半分以下になります。一般的なホームページからの成約率0.5%~1%だからです。それが改善後一生つづくので、その効果の高さに伴って料金も高いです。
・月15万円~30万円
くらいが相場かと思います。「LPO 代行 おすすめ」などで検索してみると詳しい値段は出てきます。
一般的なホームページの保守などと比べて5倍~10倍する理由は「そもそもの解析ツールが高い」「専属で1人を担当させる必要があり、分析から施策の提案、修正まで対応の工数が多い」などが挙げられます。
ホームページの料金に関しては、この辺の相場感とサービスの種類をイメージして業者探しをすれば大きなボッタクリみたいなものに合うことは無いと思います。
広告運用代行の費用
広告運用代行の費用
広告運用代行の費用は「広告費の20%、ただし最低月5万円から」の料金形態が相場かと思います。
最低金額は3万円のところもありますし、業者次第になります。
広告費の〇〇%の運用の欠点は、1件の獲得費用の最適化がされにくいところです。
私達司法書士事務所からすると、1件の獲得単価を抑えたいわけです。5万円の広告費で10万円の商品が3件売れるよりも、3万円の広告費で10万円の商品2件販売してほしいわけです。(前者は3件で15万円の利益、後者は2件で14万円)
しかし、出稿する広告費が減るだけ報酬も減ってしまうので、広告代理店の立場からすると提案しにくいわけですね。広告代理店の提案が「このくらい予算が増えれば、このくらい獲得を増やせます」しか来ないのは料金体系上しょうがないので、こちらからお願いしていく必要があります。
また、前回の記事でお話した「運用支援」については、千差万別です。広告の初期設定で5万円。広告の改善で10万円など、作業内容と広告代理店側の実績によって値段が決まることが多いです。実力のある大手広告代理店ですとコンサルティングに1回入ってもらうだけで50万円~100万円程度はかかります。
広告代理店に求められているのは、作業工数ではなく成果であることが多いです。より多くの成果を出せる広告代理店は同じ内容の作業でも多くの費用を提示してきます。
「内製化支援」も同じ話で、3万円程度でサポートしてくれるところもあれば、月20万円程度かかる代理店もあります。
ポータルサイト
ポータルサイトの料金形態は「掲載料月〇〇円」と「問い合わせ1件〇〇円」の2種類があります。
司法書士業界ではありませんが、某有名ポータルサイトは掲載に最低月7万円かかります。掲載料はポータルサイトへの集客数に比例して上がっていきますので、安ければ良いというわけではありません。
ポータルサイトのアクセス数、掲載料金、自社の掲載順位の3点でコスパを考えてください。ちなみに上位3位以内に入れないのであればポータルサイトの旨味は受けにくくなるので、上位に掲載するのに別料金がかかるのであれば、そこをはっきりさせてください。
「問い合わせ1件につき〇〇円」については注意が必要です。
ネット集客では商標問題と呼ばれるデメリットがあります。簡単にいうと「もともと〇〇先生に依頼しよう決めていたお客様が、ポータルサイト経由で依頼が来てしまったので、本来払う必要のなかったお金をポータルサイトに支払う必要がでてきた」という問題になります。
ポータルサイトに「自分の事務所の紹介ページが別ページとして用意されている」場合は、自分の事務所を検索したときに自社HPよりも上にポータルサイトに作られた自分のページが上がってくる可能性があります。ポータルサイトの自分の事務所ページがホームページっぽく作られてしまうと、勘違いしてそこから問い合わせをしてきます。というかそれを狙っているポータルサイトもたくさんあります。この料金体系でデメリット無しで受けられるのは自社ホームページなどが一切なく、ネット集客をしたことが無い司法書士だけです。
「問い合わせ1件〇〇円」のポータルサイトに登録した方で自社ホームページをお持ちの方は、ポータルサイトに登録したことで自社ホームページからの問い合わせが減っていないか?はチェックすべきでしょう。
ここまでポータルサイトのデメリットがありながら、ホットペッパーや食べログがなお強いのはアプリによる集客やSNSの集客やそのポイント還元の仕組みなど、Google検索やYahoo検索以外に独自の集客や価値を確立できているからだといえます。そもそもホットペッパー内でしか美容院を検索しない人もいるみたいです。そういったお客様にアプローチできるからこそ掲載するのがポータルサイトの本来のメリットだといえます。
ポータルサイトに登録するのであれば、アプリのダウンロード数やSNSでの強みなど、ポータルサイト自体の価値を吟味することは必須です。
まとめ
相場感が大切です。
これらの金額を頭に入れて話を聞くことで、ぼったくりは回避できます。
次は理想の業者選びについて、考察していきたいと思います。